VGA : 3dfx Voodoo3 3000 AGP
製品イメージ 購入日 1999.06.??
購入場所 PC ONE
購入価格 失念(汗)
個人的評価 ★★★★

 俺は満足していた。少なくともVideoCardには。
 RivaTNTを買った後、ゲームで「遅いな・・・」と感じたことは、まず無かった。だから、買い替える予定など無かったのである。

 しかし、巷では一つの伝説とも言うべき一つの真実があった。

「ゲーマーならVoodoo信者に」

 そう、今の3Dゲームに対応すべく、3dfxが3Dアクセラレータ「Voodoo」シリーズを出していたのである。以前のSoundBlasterがそうであった様に、3DアクセラレータVoodooにも確固たるアドバンテージがあった。Voodooネイティブコード(専用プログラム)を持ったゲームが多いのである。

 ネイティブコードの利点は一口で言えば「早くて綺麗」。いくらDirectXが進化しようとも、共通プラットフォームにしている部分でのオーバーヘッドは存在する。また、共通プラットフォーム故に、カードがサポートしていても使用できない機能があったりする。DirectXのヴァージョンが上がるに従って、少しづつ改善されてきているのではあるが。

 しかし、以前のVoodooシリーズには決定的な欠点があったのだ。VideoCard以外に、VoodooCard用にPCIスロットを必要とするのだ。最近でこそPCIスロットが5〜6本ついたマザーボードが存在するが、当時はPCI4本という構成が多かった。SCSI, NIC, VGA, Voodooとセットしてしまえば、もう空きがない。つまり拡張できない状態になってしまって、PCIサウンドカードは搭載できなくなってしまうのだ。今はVGAがAGPスロットになっていることが多いので、1本は空くのだけど、それでもちょっと寂しい感じはする。

 そこにVoodoo Bansheeが登場した。Voodoo系チップで初めての2D+3Dタイプである。これには俺もかなりグラグラ来たぜ。なにしろゲーマ御用達のVoodooがスロット1本、つまり普通のVideoCardと同じ扱いで導入できるのだ。そして店先でBansheeの箱を握っている俺が居たことは言うまでもない。

 しかし俺は買わなかった。それは、RivaTNTが十分に高速で綺麗だったのである。 トータル性能でVoodoo BansheeがTNTを抜いてるとは思えない感じもした。故にふんぎりがつかないまま、bansheeは買わずじまいだったのである。

 しかし、Voodoo3は違った。能力的に見てもTNTと互角、またはそれ以上である。単純能力の差がそれほどなくても、ネイティブコードのアドバンテージもプラスされ、かつAGPスロット1本のみの占有!!!

 気がつくと俺は店の前に立っていた。もちろん、手にはVoodoo3の箱がしっかり握られていた。
 しかし、俺に後悔はない。なぜならば、俺の真のゲーマ道は、今開かれたといっても過言ではないのだ。(オオゲサスギ)



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