startup.hファイルの作成

(Mini-c 関数の作成)

 最初に、AKI80に合わせた ”startup.h” ファイルを作成します。 オリジナルのファイルと区別をするために、プログラムをRAM上に 置き、デバッグ用ファイルを ”start_d.h” とし、プログラムをROM化 する場合のファイルを ”start_o.h” として2種類のファイルを準備して 置きます。
 まず”start_d.h”ですが、AKI80のRAMのアドレスが8000Hから FFFFHとなっていますから、静的変数とスタックのためのデータエリアを 16KByt確保するために、

”RAMTOP       EQU     0C000H”

としています。プログラムはAKI80のRAMのスタートアドレスからでよいため

”ORG       8000H”

とします。スタックポインタは Z−VISIONに任せるため、設定は行わないでおきます。

 最終的にプログラムをROM化を行う場合は、データエリアはAKI80のRAMの スタートアドレスからでよいため”start_o.h”では

”RAMTOP       EQU     08000H”

とし、0000Hから0100HまではZ80の割り込みに関係したアドレスがある為 プログラムでなるべく使用しないこととし、0000Hにジャンプ命令をおき

”ORG       0100H”

とします。スタックエリアは 通常どうり"FFFFH"からとします。

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;                 ****  start_d.h ****


RAM_TOP		EQU	0C000H
;
	ORG	8000H
	DI
	CALL	__main
__st_loop__:
	DI
	JR	__st_loop__
;



;                 ****  start_o.h ****


RAM_TOP		EQU	8000H
;
	ORG	0H
	JP	0100H
;
	ORG	0066H
	JP	0H
;
	ORG	0100H
	DI
	LD	SP,0000H
	CALL	__main
__st_loop__:
	DI
	JR	__st_loop__
;



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