Pic 無線温度計 パソコンインターフェイス



・パソコンインターフェイスユニット



概略

  離れた場所の温度を測定するための無線温度計とそのNEWバージョンからのDTM
F信号を受け温度のデータとデータ番号をRS232C(9600BPS)で出力しま
す。

・PC9801専用温度グラフ表示プログラム


概略

  上記インターフェイスユニットをシリアルポートに接続して、温度変化をグラフ表示
を行うためのNECのPC9801のMS−DOS専用プログラムです。
機能は受信した最新の温度と時間を表示し、それまでに受信した最高、最低温度を日付
と時間を表示し、550件までの受信した温度の変化をおれ線グラフで表示します。な
お550件をこえると左スクロールしていきます。
また、受信した温度データを内部メモリーに日付と時間を合わせて記録しておりそれを
テキスト形式カンマ区切りのファイルで出力する事が出来ます。その記録出来る件数は
パソコン本体のメモリーに依存しており、640kBytのメモリーを載せたPC98
01出有れば約15,000件程度になります。


・パソコンインターフェイスユニット回路図

 1.オプション回路

	オプションになっているブザーとタクトSWは、データが一定時間受信出来な
	かった場合に警告音を鳴らすもので、タクトSWは警告音をリセットするため
	のものです。

 2.設定ジャンパー

	ジャンパーはセンサーID番号設定の為のものですから必ず必要です。




・温度グラフ表示プログラム操作方法

 1.インターフェイスID設定

	インターフェイスユニットの設定ピンをGNDにおとしたままにしてパソコン
	本体にセットして測定ユニットのDTFM出力か受信機のオーディオ出力をイ
	ンターフェイスをつなぎ /t オプションをつけてプログラム起動します。

	A:>tpterm04 /t [cr]


	測定ユニットの電源をONすると、その測定ユニットからのIDコードを自動
	的にインターフェイスユニットのPIC16F84のEEP−ROMに書き込
    みます。インターフェイスユニットのLEDが点灯すれば完了ですから、それ
	を確認しいったんプログラムを終了します。
	インターフェイスユニットを外し、GNDにおとしていた設定ピンを外してオ
	ープンにして、再度パソコン本体に接続してオプションを何も付けないでプロ
	グラムを起動すればOKです。


	A:>tpterm04 [cr]


 2.データセーブ

	ファンクションKeyのf・9を押すとデータセーブYorNと画面の最下行
	に表示しますから、Ykeyを押せばセーブします。
	このファイル名は最初のデータの日付で作成します。拡張子はDATとなりま
	す、この時すでに同じファイル名が有る場合は拡張子をDT0からDT9の拡
	張子の最初2桁をDTにして最後の文字を順番に0から9までの数字ににして
	ファイルを作成します。

	ファイルを作成した後バッファーを初期化しますかYorNと表示しますから
	Ykeyを押せば今までのデータを消去します。Ykey以外であればそのま
	まデータを残します。この場合次にデータをセーブするときにファイル名が前
	回と同じになります、上記で説明したように拡張子を変えてセーブしますが、
	同名のファイルは11本までしか作成出来ませんから注意がひつようです。
	また、ファイルが作成できなかったときはファイルエラーと表示します。

	セーブしたファイルは、カンマ区切りでテキストファイルで出力します、内容
	は下記のように、日付、時間、温度、リターンの形式となっています。

		01-03-01,21:03,13.8
		01-03-01,21:05,13.8
		01-03-01,21:06,13.8
		01-03-01,21:08,10.5
		01-03-01,21:10,6.0
		01-03-01,21:12,2.3
		01-03-01,21:14,-0.7
		01-03-01,21:16,-2.5
		01-03-01,21:18,-4.0
		01-03-01,21:20,-5.2

	このファイルを表計算ソフトで取り込めば、温度変化のグラフを作成や印刷を
	行うことが可能となります。


 3.スクリーンセーブ

	ファンクションKeyのf・5を押すとスクリーンセーブYorNと画面の最
	下行に表示しますから、Ykeyを押せばセーブします。
	ファイル名はTPTERM04.DATとなります。このファイルは画面に表
	示しているグラフ等全てを、バイナリーでファイルにセーブしています。
	プログラムを終了する前に、これを行えば次に説明するスクリーンロードで画
	面を終了する前の状態に戻すことが出来ます。

  注意!

	セーブは以前にセーブした同名のファイルが有っても、無条件で上書きします
	から注意が必要です

	また、元に戻せるのは画面だけです、記録したデータは戻すことは出来ません
	からデータが必要な時は必ずデータをセーブするようにしてください。


 4.スクリーンロード

	ファンクションKeyのf・4を押すとスクリーンロードYorNと画面の最
	下行に表示しますから、Ykeyを押せばロードし画面を元に戻します。


 5.プログラムの終了

	ファンクションKeyのf・10を押すと本当に終了しまあすかYorNと画
	面の最下行に表示しますから、Ykeyを押せばロードし画面を元に戻します。



 6.受信コード

	「 9600BPS アスキーコード 」

   温度データ
 	+ or -        xxx ・ x       xxxx 
       プラス/マイナス   温度データ    データNo

   データタイムアウトエラー
	**********


 7.データタイムアウトエラー

	インターフェイスユニットが一定時間(サンプルでは12分)温度センサーか
	らの信号を受信出来なかった時は、画面の最下行に温度データの入力が有りま
	せんと表示してパソコン本体のBEEP音が鳴ります、音は何かkeyを押せ
	ば止まります、エラーの表示は次にデータを受け取るまで消えません。

  注意!

	現在コンパイラーの問題か、本体の問題かわかりませんが1回目のデータタイ
	ムアウトエラーは正常にBEEP音が鳴りますが、2回目以降のデータタイム
	アウトエラーの時に音が出ません。重要な温度を計測する場合はインターフェ
	イスユニットのオプションのブザーをつけてください。






* 温度グラフ表示ファイル*−−tpterm04.lzh ( 約73kByt )

ファイル内容


	tpdsp60b.asm	---   インターフェイスユニットソースファイル
	tpdsp60b.hex	---   インターフェイスユニット書きこみファイル
	tpdsp60.gif     ---   インターフェイスユニット回路図
	tpterm04.c      ---   温度グラフ表示ソースファイル
	tpterm04.exe    ---   温度グラフ表示実行ファイル
	nec.bgi         ---   tpterm04.exeと同じディレクトリーに置く事
	tpterm04.pjr    ---   TC1.5j プロジェクトファイル
	01-03-01.dat	---   データファイルサンプル
	tpterm04.dat	---   スクリーンファイルサンプル
	readme.txt      ---   説明ファイル









その他

  強力な電波を出すと電波法に違反します。必ず電波法を守り周りに迷惑を
  かけない様に注意して実験を行ってください。


最後に

  疑問点等があればメールをください。出来る限りお答えするようにします。

  このプログラムは、フリーウェアーなので、自由に配布可能です。
  使用者自身の責任でご使用下さい。

  「このソフトによってどのような損害が出ても私は責任を負いかねます。」









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