16x16ドットLED 電光表示ボード
 これは、街頭などで見かける電光看板や電光ニュースの表示装置のようなものです。
16x16ドットLEDディスプレーを使い、ターミナルのパソコンからシリアル通信で送信
してきた文字列を、横スクロールしながら表示していきます。

・仕様

    表示部   赤色LED 16x16 ドットマトリクス表示 1/16デューティ
          1桁から最大16桁までスイッチ設定

    表示文字  JIS第1水準、JIS第2水準文字  (全角文字のみ)

    表示方式  左スクロール表示のみ

    通信規格  非同期シリアル通信 1200BPS、300BPSスイッチ設定
          20mAカレントループ  Rxのみ2線式、極性無し

    文字列長さ 1文字列64文字まで

    プリセット 文字列8種まで

ブロック図
 このCPUボードは、日本橋の共立で買ったDB-80Wという基板で、今回はCG- ROMのデータリードのメモリーアドレスが32Byt必要な為に、メモリーアドレス の空きがないAKI80は使えません、それでも少々の改造の必要があります。 改造は、40ピンコネクタCN1のRFSH(11ピン)とGND(15ピン)(24 ピン)のパターンをカットしRES(11ピン)、/IORD(15ピン)、/IOW R(24ピン)をジャンパー線で繋ぎます。 アドレス'FFF0h'からがCG-ROMとなっています。漢字コードはI/Oポート経 由でP-ROMに与え、一文字のドットのデータ32BytだけをCPUが直接アクセ スします。ただし、プリセット文字列の表示だけにすれば、AKI80が使用可能とな り回路が大幅に簡略化できます。 CPUクロックは、15.974MHzのEX03を使用し、3.9935MHzで 動かしています、しかし4MHzであっても誤差が0.2パーセント未満の為、シリ アル通信で問題が出ることは無いと思います。 このCPUボードに、Z80CTC・Z80SIO・PPI8255・CG−ROM・ 水平ドライブ回路を追加し、そこから50ピンケーブルでLED表示ユニットに繋ぎま す、LEDユニットには1桁ごとに垂直のデータラッチ回路、垂直ドライブ回路が必要 となります。(ブロック図の#マークがDB-80W基板内) ディップスイッチの設定内容 ・bit-0 bit-1 bit-2 bit-3 ----- 表示ユニット接続枚数設定        表示が 3桁の場合 bit-0 と bit-1 をオンする       表示が 8桁の場合 bit-3 をオンする        表示が16桁の場合 bit-0 から bit-3 までオフにする   ・bit-4 bit-5 bit-6 ------------- 表示プリセット文字列番号   ・bit-7 -------------------------- 通信ボーレート設定                      オフで1200BPS                      オンで300BPS データ送信プログラムについて      PC9800 MS-DOS Ver3.3以上      1200BPSのみ、(プログラム内で設定している為)   ・使用方法 A:\>dsp_load 試験[CR]      コマンドラインで上記のように入力すると、試験と前の文字列のスクロール      表示が完了してから、試験とスクロール表示します。   ・送信内容(上記の場合下記の5Bytを送信します)      04h  ,  8eh , 8eh , 8ch , b1h データ数    試      験   ・制限事項      スペースを送信できません。!!      全角文字かどうかのチェックを行っていません、必ず全角文字を入力するよ      うにしてください。 プリセット文字列について   Cのソースファイル led_dsp.c の最後にある set_logo(data_no) という関数に記   述しています。下記でディップスイッチの bit-4,bit-5,bit-6 をオンして電源を   入れると漢字表示試験とスクロール表示します。変更するには、deta[ ] のところ   に表示したい漢字をシフトJISコードで書きます。   文字数が変わる場合は r_data_max も変更してください。 if(data_no == 7) { data[0] = 0x8a; data[1] = 0xbf; data[2] = 0x8e; data[3] = 0x9a; data[4] = 0x95; data[5] = 0x5c; data[6] = 0x8e; data[7] = 0xa6; data[8] = 0x8e; data[9] = 0x8e; data[10] = 0x8c; data[11] = 0xb1; r_data_max = 6;    /* 全角での文字数 */ data_r_flag = 1; } 98年9月5日に、バージョンアップしました。   内容 ・16桁表示にした場合ちらつきが目立つのを修正      ・一部漢字が表示しないバグを修正      ・表示方式を少し変更      ・通信エラーを約3秒でリセットするように修正 最後に   まだ試作段階の為、機能も少なく(スクロール表示しかできない)、いずれ機能  アップする予定にしています。また、ソフトの説明を追加しました。これを読めば  自由に機能アップができると思います、疑問点等があればメールをください。出来  る限りお答えするようにします。   このプログラムは、フリーウェアーなので、自由に配布可能です。  「このソフトによってどのような損害が出ても私は責任を負いかねます。」


* 電光表示ボード ソースファイル *−−Ld-100.lzh ( 約260kByt )
ファイル内容

readme.txt        このページの txt ファイルです
led_dsp.bin       P-ROMに書きこむバイナリーファイル
kan16_n2.fnt      CG-ROMに書きこむバイナリーファイル
dsp_load.exe      PC-9801用データ送信プログラム
led_dsp.c         本体プログラムソースファイル
cg_cont.h         漢字ドットデータの読み出しプログラムソースファイル
dsp_drv.h         表示実行プログラムソースファイル
db_80w.h          DB-80W I/Oアドレス設定
sio_drv2.h        Z80SIO関係プログラムソースファイル
start_db.h        mini-C 用DB-80WスタートUPファイル
ld-bl_0.gif       ブロック図
displed0.gif      回路図
displed1.gif      回路図
displed1.gif      回路図
soft.txt          ソフトについての説明
dsp.txt           プリセット文字列(参考)
kan16_n2.txt      kan16_n2.fntの説明(参考)





Soft説明
回路説明1

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