格闘日記

9.9.2004 blog。

 もう知ってる人は知っていると思うけど、このページの「秘密のリンク」から、国王様のblogに飛べます。
  「最近更新ねえなあ」などと思いつつこのページをチェックしてる奇特な人がいましたら、是非血眼になってリンクを探すか、国王本人にラーメンを奢って聞き出してください。できればラーメン希望だけど。(笑)


12.4.2002 地面と戦う。

 まあなんというか、国王様は最近引きこもり生活なので、これといってイベントが少ない。常日頃の家から出る行動パターンといえば

 とまあ、これくらいしかない。いやいやまぢで

 でもって、そのうちの一つである茶を飲みに出かけたのである。
 我が家は都会のハズレというか、ちょっぴり市街地から離れている所にあるので、茶を飲みに行くと言っても、おバイク様のお世話にならなければならない。まあいつもの調子でさくさくっと乗って出かけたのでありますが、

コケた。

 いやまあそれほどスピードが出ていた訳ではなかったのだが、リアタイヤ新品にして、皮が剥けきってないときについついアクセルを開けてしまって、そこがたまたま廃線の踏切の上だったのであるな。愛車ゲッター1号(一般名称:KDX200)はオフロードマシンなので、通常なら凸凹がいっぱいついたオフロードタイヤを履いているのであるが、ゲッターマシン(下駄代わりに使うマシンの意)であるが故に、街乗りスペシャルとしてタイヤをオンロードタイヤ(凸凹がついていない、つるつるぺったんタイプ)にしてあった訳だ。新品オンロードタイヤというものは一皮剥けるまでメチャメチャ滑るのである。

 これがまだ峠に攻めに行っているとか、林道アタック中であるとかなら気合いも集中力も全然違うので、国王センサーがズルズル滑るのを敏感に感じ取り、アクセル調整したり姿勢制御を行う等の対処をして無事だったかもしれないが、いかんせん「は〜、茶でものみにいくかなグッタリ」ってな感じで気合いもへったくれもないフヌケ状態であったが故に、すっころんでしまった訳である。

 え、そんなフヌケ状態で、しかも新品タイヤでアクセルを開ける方が悪い? ごもっともな正論でございます。(汗)

 まあしかし、不幸中の幸いか、若干ハンドルが歪んだだけで特にバイクが壊れたわけでなく、打ち身と500円玉2個分のデケー擦り傷を作ったくらいで、精神的にも肉体的にもそれほどダメージがあるわけではなかった。ダメージ無い=行動続行!というわけで、茶店にそのまま向かった

 茶店に入り、週刊少年ジャンプを手に取り、そしてコーヒーを注文する俺。席について、コートを脱ぐと

Gパンからひょっこり顔を出す家の鍵君。

 もちろん、ポケットから出ているのではなく、ポケットの下の部分からデニムを突き破ってコンニチハ。ハッと思ってポケットをまさぐると、でけー穴が開いており、ポケットに入れてあった数百円はその姿形すらなかった。

グッバイ俺のコーヒー代。キミのことは忘れないぜ・・・。

p.s.

 この後、別のポケットに入れてあった携帯電話も破壊していた事が発覚し、急遽携帯電話の買い換えという目にも遭ったのである。この貧乏な状態に追い打ちの如く・・・・。(でもピカピカ光りまくってお気に入りになってるのは秘密)
 俺の携帯にかけてもつながらない人へ。読めばお解りのように新番号でないとつながりません。なんとかして新番号を調べて電話してネ。(どうやって?)


9.29.2002 眠気と戦う。

 うーむ、ちょっと油断してる間に2年も経っていたか。

 いや正直に言うとサボっていたんだけど。でも書くに書けないネタとかいうのが結構あって、そっちの方が激面白かったりってこともあるんだけどね。

 で、時が流れている間に引越しがあったりして、数ヶ月くらい回線ナシ状態の期間もあったな。もうインターネット中毒状態の俺は回線が無いと発狂状態というか、

いつ殺人を犯してもおかしくない

くらいイライラするというか暇になるというか、そういう状態だったので、少しでもその暇を紛らわせるためにとPlayStation2を買った。んでもって、グランツーリスモ3も買ってみた。

 買ってから2ヶ月くらいでようやく回線が来て、インターネット接続可能状態になって、それから暫らくプレステ2は放置状態がつづいていた。いやはやもったいないといえばもったいないが、ワシの家ではDVDはもっぱらPCで再生だし、ゲームも殆どPCだし、よっぽどやりたいって思わない限り、プレステ2が起動されることはない。

 まあそういう感じで使われていたプレステ2ではあるが、ここ数週間は今までの放置がウソの様に電源投入される日々である。でもやっているソフトはグランツーリスモ3なんだけどね。
 なんとなく1ヶ月ほど前に電源投入してゲームやってて、プレゼントカーを集め始めたのがきっかけで、意地になって今も集めているのである。

 さすがに意地になっているだけあって、ビギナーリーグアマチュアリーグラリーイベントは全制覇。あとは耐久レースが2つと、プロフェッショナルリーグが1/3くらい残っている状態である。

 この2つ、異様に曲者なのである。レース自体はズルカー(ベラボーに性能の高い車のこと)を使えば楽勝で勝てるのだが、問題はその周回数なのである。
 シリーズ全10戦、1レースに20周くらい走るとすると単純に200周。1周に1分半ほどとして考えても、300分=5時間とかかかっちゃうのである。まあ、半分くらいのレースを1位でクリアーすれば、ポイントで優勝できるので、その半分としても2.5時間。これは休憩とかピット作業とかに必要な時間を入れていないので、実際には集中してやっても3時間くらいはかかるであろう。

 ズルカーを使ってるので、あんまり集中しなくても勝てる

つまりダラダラプレイする。

しかも寝る前に。結果として「他の車と戦う」のではなくて、「自分の睡魔」と闘うレースになるのである。
  後半1時間くらいは、正に死闘と呼ぶにふさわしい。居眠り運転で壁に激突なんか当たり前。タイヤの表示が真っ赤になって、まともに走れないくらいズルズルすべりまくるような状態になっても、ピットを通り過ぎていくようなことも頻発するのである。

 まあでも、プロフェッショナルリーグはまだましである。1レース終わったらセーブして寝るってことも出来るから。

問題は耐久レースである。

 つか、なんで2時間もセーブしないでプレイせんとダメなのよ! 2時間だよ2時間!

ゲームは1日1時間

とか言われてるガキンチョだったらもう毎日枕を涙で濡らしちゃうよもう。途中で1時間30分くらいで阪神大震災級の地震が来たらどーすんのよ、最初からやり直しかよ!

 もうワシも若くは無いんだから、もうちょっと体に優しいゲームを作ってくれよおい。せめて30分くらいでセーブできるようにしといてくれないと、ゲームの耐久レースが精神的耐久レースになっちゃうよ・・・と思う国王であった。


10.24.2000 ハンディキャップと戦う。

 それは、10月のよく晴れた日におこった。

 いつものように、愛車ゲッター1号(一般名称:KDX200)で俺はバイク屋に向かっていた。吹き抜ける風、流れる景色。それは、悪夢の前触れとは思えないほどサワヤカで、まるで天国へでも続くかの様であった。いや、一歩間違えば天国に続いていたかもしれないが。

そしてそれは起こった。

 真っ直ぐな見通しの良い道を走っていた。あと数分でバイク屋に到着する、というような距離であった。
 不意に前のパジェロが左にスーっと動いた。俺のバイオコンプータ悦楽1号は「よっしゃ、このうっとーしー前の見えない車をやっと抜かせるぜフフン」と0.1秒で判断し、加速モードに入った。まさか、この0.1秒という高性能さが己を不孝のどん底に突き落とすとは。

 加速が始まった瞬間、その車は左への進行を中止し、急にブレーキを踏み、さらには右ウインカーまで出した。そうだ。こやつはこの道路のどまんなかでUターンをしようというのだ。通常なら右折行為に入る前に右ウインカーを出すべきである。そう、左に少しアプローチした時点では、すでにウインカーを出していなければならないのに、ヤツはハンドルを右に切りはじめるまでウインカーを出さなかったのだ

 加速モードに入ってる俺のゲッター1号は、そう簡単には止まれない。いわゆる「車は急に止まれない」というやつだ。全力をもってゲッター1号緊急制動モードに突入するも、あえなく激突となった。
 まあ、ぶつかった速度自体は、たかが知れていたのであるが。

 さて、それでも車という固い物体にぶつかった訳であるからして、ワタクシこと国王すこぽんも完全無事、という訳にはいかなかった。正確には、車にぶつかったショック自体はそれほど大きくないのだが、ぶつかった直後、大きく進路を強制的に変更させられた結果、転倒してしまったのである。まあ、車との受け身に100%近いパワーを注いでるので、マシンコントロールまでは手が回らなかった、という感じである。
 んでもって、車との激突時にそれなりにダメージを受けている状態で、続いてアスファルトに激突するわけである。さすがに連続で受け身となると、思ったように体が動かない。結果として、痛い思いをするのである。

 まあそれでも、肉体的には大した痛みはなかった。いや、痛くないといえば確かに嘘になる。しかし、常日頃から師匠にシヴァかれているのを思えば、知れている程度だったのだ。まあ、ぶつかったのだから、打ち身は仕方ないだろう。とりあえず3日、場所によって1週間はそれなりに腫れるのは仕方ないであろう。というわけで、とりあえず3日くらいは特に痛い部分に湿布をはってほったらかしにしておいた。

 日頃痛めつけられてるからなのか、こういう痛みや腫れの尺度ってのはピッタリあたるんだよねえ。 大きな痛みはきっちり3日で治まり、一部のあざになった部分は大体1週間で完治した。
 しかし、右手首(ちなみにぶつかったのは体の左側)でディバッグを外すときに、ほんのちょっと痛い感じが残っていた。前にVmaxでタチゴケして、そのとき地面に手をついた時もそんな感じで2週間近くいたかったなあ、あんときは医者に全然いかなかったからそれなりに不安だったよな、などと色々思い出し、ここは一発「心の安心」を得るために医者にでもいっておくか!とワッシは思ったのである。

 「舟状骨骨折です」
 「ヘッ?」
 「折れてますね。いやでもよかったですよ。場所が悪かったら手術ですからね。」
 「ハッ?」
 「ここならギブスで直りますから。」
 「ハァ・・・。」

 そう、折れていたのである。おそらく転倒して受け身を取ったときに、うまく手をつけなかったのだろう。通常生活している範囲では、特定動作(ディバッグを外すとき)以外ではマッタクといっていいほど痛くなかったし、痛いといってもそれほどの痛みではなかったので、1週間以上骨折したまま日常生活を送っていたのであった。

て〜か気付よ、俺!

 かくして、国王ギブス生活が始まったのである。
 俺の右手は「国王ブロゥクンアーム」と銘々された。右手は基本的に4本の指の指先部分しか使えない。顔もまともに洗えない。トイレだって大変だ。一体なんだって男性ものの服はパンツからシャツまでああも左が上になるような設計なのだ。左手だけだととめるのにスゲー不便ではないか!などと思ってしまうのである。また、右耳がすげーくかゆくなっても、なかなか耳かきがうまく扱えなかったりして、イライラ指数爆発的上昇になったり。

 当然バイクにも乗れない。常日頃からバイクを主たる移動手段としている俺にとっては、致命的である。拘束衣を着せられてアッハンてな状態に近いほどストレスもたまるのである。
 そこで登場するのが、ニューマシンその名も「ゲッター2号」(一般名称:キックボード)である。右手で握るという行為が殆どできない(=ブレーキかけられない)状態なので、足主体+手という移動手段が必要だったのだが、ゲッター2号はその要求にぴったりである。快くゲッター2号を貸してくれたヲヤヂには、ここで感謝の意を表明しておこう。センキュ〜!

 かくして、和歌山市に突如やや時代遅れの感が否めないキックボードで爆走する国王の姿が見られるようになった訳である。大体、往復4kmくらいの範囲であれば、キックボードで移動できることもわかった。てか4kmもそんなもんで走ってんぢゃねえよ>俺

 本人は右手が不自由故に、マシンコントロールに集中しており、まわりの景色があまり見えてないためか、俺が気づいてないのに「走ってるところ見た!」という目撃談がつぎつぎに寄せられている。

「声をかけようとしたが、すごいスピードで走り去っていった」
とか、
「キックボードを実用に使ってる人を初めてみた」
とか、
「呼んだのに気づかないで行ってしまった」
とか、
「声をかけるのが恥ずかしくてやめてしまった」
とか。

 コレを読んでいる皆様に謹んで申し上げたい。

「笑うな。本人はこれでしか移動できねえんだから。」

本日の教訓: 身から出た錆。


04.??.2000 満腹中枢と戦う。

 突然ではあるが、このワタクシこと国王すこぽんには、実に沢山のというか多種多様というか変態マニヤチックというか、そんな感じの友人ばかりが目立ってしかたがない。まあ、類は友を呼ぶというかなんというか、きっと俺の性格がそういうやつらを呼びこんでいるか、もしくはそういうやつらの所に俺が近寄っていってるに違いない。

 そんな友人の一人にS氏U君がいる。この2人は、俺が金曜大阪出撃モードだと大抵会う、というより会いにいっている。S氏はその昔は某所でかなり有名な人物であるのだが・・・・、あまり紹介すると誰かバレてしまうのでここでは割愛させて頂くことにする。

 金曜日夜になるとヘンな連中がS氏の家に集結する。U君はS氏の古くからの友達で、金曜日に集合というのもほぼ彼が始めたことではないだろうか。いや、きっとそうに違いない。

 で、S氏の家に集まって何をするかというと、D4プリンセス十兵衛ちゃんポピーザぱフォーマーといったアニメ関係の録画(最近はMpeg録画されている。時代は進むノゥ)をしこたま見ながら、メシを喰うだけである。これだけしかかかないと「Oh、なんとマニヤ的!」とか言われて一般的に言うヲタクの仲間入りをさせられてしまいそうであるが、そうではない。実にばかばかしくものんびりと見ているのである。ま、俺の場合は半分くらいメシの方に目が行っているが。(笑)

 そして、そんなこんなでまた金曜日に俺はS氏の家にでかけていった。既にS氏の家ではU君が臨戦態勢で、窓際にナビコン用無線機、傍らにはノートパソコンを置いて「この近所にはナビコン局はおらんのか〜しくん」という顔で待ち構えていた。まあ、いつものことではあるが。それはそうと、俺もGPSほしいのう。ガーミンのGPS3Plusというのが極めてアイウォンチューな感じである。海外通販でカタログ請求はだしてあるんだけど、まだ届かんぞ。

一体どうなっとるんぢゃいWestMarine! 死ナスッ! (お約束)

 話を元に戻そう。金曜日のS氏の家では、大体8時になると買い物に出かける。時によっては宅配ピザを注文することもあるが、大抵は近くのファミリーマートに行って、弁当や飲み物を買って帰る。俺がいるときは大抵全部で4人くらい、多いときだと5〜6人で買い物に行くので、カゴからあふれんばかり(もっとも、5人で行くと大抵あふれてるけどね)に買う。御代はS氏持ちで。(!!)
 この場を借りて言っておこう。

S氏、いつもタダメシありがとう! (ヲイ)

 この日もワレワレ金曜日の謎の集団御一行様は、8時を迎えて買い物に出かけた。そうすると、コンビニに向かう交差点を渡ったところに、何やら明るい光が。よくよく見ると、それは新しくオープンした牛丼屋であった。(すき屋ではないので念のため)

俺「あ〜、こんなとこに牛丼屋できたんかあ、いつできたん?」
U「最近ちゃうのん?先週なかったよ」
S「あ、今日開店って書いてるで。開店サービスで牛丼並200円やて」
俺「そら安いなあ、いつまで?」
S「明日までって書いてるよ」
U「それじゃあ、明日もこっちに来て、牛丼喰おうかな。(笑)」

 と言う様な会話をしつつ、一行はファミマに向かっていった。普通ならこの時点で牛丼買って帰るというのがセオリーであろう。しかし、我々はなぜかコンビニに向かっていった。

 コンビニで我々が購入するものは、通常1人あたり以下の構成である。

 こんな感じである。帰宅後即座にジュースを1本とパンを開け、その間にコンビニ弁当やお惣菜を温める。あたたまったら即座に喰う。アニメ見ながら喰う。喰い終わったら飲みながら見る。見ながらのむ。そのうち2本目のジュースもあける。そのうちデザートも喰う。ってな感じで実にシステマチックになっているのである。

 例にもれず、今回もそのつもりで買いはじめる。通常弁当はレジの手前にあるので最後に買う。ジュース2本を手に取り、お菓子コーナーを横目でギロリとにらみつつ、パンコーナーやデーザトブロックを通り抜け、弁当コーナーに差しかかった。

S「うわあ、すげえ今日は品揃えいいなあ。やっぱり牛丼200円のせいかこれ?」
俺「対抗意識で、品揃えよくしてるんかなあ」
U「っていうか、これ単にあまってるだけじゃ?牛丼に客とられて。」
S「こうなってくると、なんか牛丼食べなきゃって気になってくるなあ

 そして、ワレワレはS氏の一声で牛丼屋に向かう事になった。今から思えば、ここで運命は大きく分かれていたのであった。

 いつもの通り、支払いはS氏である。だからオーダーも当然財布を握っているS氏がいつも行っている。俺やU君は、大抵見ているだけ。まあ、コンビニでは自分の好きなものを取ってきてカゴに入れているが、オーダーが発生するような時は、S氏がまとめてオーダーするのである。

S「みんな、並でええな?」
U「うん」
俺「て〜か、並200円で並以外頼んだらアホやろ(笑)」
S「ほなみんな並な」

 そしてそれは起こった。S氏の注文で。

「すみません、並5つね」

 そのときのメンバーは、俺とU君とS氏の3人だけ。あとからメンバが追加されるなんて聞いてない。すなわちそれは5つの牛丼を3人で喰うということソレすなわち誰かが1個以上喰うということナリ(カシャカシャチーン!) 、と俺のバイオコンプータ悦楽1号は0.5秒ではじき出した。

俺「だだだれが喰うのソレ」
S「俺は1個しか喰わんよ。残りはお前らで食べてね。」
俺「2個・・・・デスカ?」
S「いつもやったら大盛りやろ、今日は大盛りの値段で並2個買えるやん。だから2個ね。」
俺「・・・・・・・」
U「・・・・・・・」

 やられた。まさかこういう結果になろうとは。コンビニで「今日は品揃えいいからコンビニ豪華セットにしよう」といってむりやりにでも買い物をすませておくべきだったのか? いやいや、きっとそうならそうで、コンビニ豪華セット+牛丼という恐ろしい結末が待っていたに違いない。くわばらくわばら
 そしてワレワレは5個の牛丼(もちろん俺の分は2個) とコンビニの袋をかついだでS氏の家へと帰還したのであった。

 しかし、本当の悲劇はこんなもんではなかった。俺はまだ救われていたのだ。
 並牛丼2個をなんとかやっつけ、ジュース2本をぐびぐび飲み、デザートのモンブランケーキをハグハグと喰いつくした俺は、「う〜、もう動けん〜、でももう帰らんと電車なくなる〜」といいながら横たわって満腹中枢が必要以上に刺激されていることを実感していた。そして、ふとコンビニの袋の横のほうに目をやると、ハンバーガーが1個コロンと転がっていた。ワシは買った覚えがない。S氏も買っていない。すなわちそれU氏のモノアルネ。

 牛丼2個なんてコンビニの時点でマッタクもって考えていなかったU君は、いつもの調子でパンを1個選び、カゴに入れていたのである。当然、買ったものは責任をもって喰わねばならないのが「暗黙のルール」だ。当然彼は喰う。

「牛丼2個とデザートとジュース2本を喰った状態で」

本日のおことば: 一寸先は闇。


03.23.2000 相性と戦う。

 さて、久しぶりの更新である。元気でおったかな、数少ない愛読者の諸君。
 この格闘日記、通常の場合は俺が「許せないほどの怒り」や「怒濤のパワー」を以って、色々な出来事と直面したことをづらづらと書いているページである。そう、怒りやパワーというのは、スタンスとして「前向きである」ということが非常に重要である。

 が、しかし、今回は違う。 非常に後ろ向きだ。もうヘナヘナ。グッタリ。今すぐにでも布団に入って赤いハンカチを噛みながら犬の様に眠りたいところをぐぐっと我慢して書いているのである。俺にとって、ある意味「書く気がないのに書いている」様な状態である。これも一重に、「更新まだあ?」という声にお答えしてのものである。もっとも、本当に更新してほしのであれば、俺の顔面をガツンと一発殴っていただいて、俺様が怒りでソヤツ死に至らしめて、んでもって冷めやらぬ怒りをここでブチマケルというのが正しいファン道ではあると思うのだが。 ま、いいか。
 そういう訳なので、なんとなく心して読め。とりあえずゴゥ。

 これでも俺はパソコン歴はかなり長い。「繋がる、広がる、インターネット」とか全然ない、STARWARSで言うところのエピソード1の様な時代から、パソコンを触っている。もっとも、当時は「パソコン」という言い方ではなく、「マイコン」や「ワンボード」という様な言い方が主流であったが。
 まあ、そんなこんなで突っ込んできた金もそれなりに多い。特に社会人になって、いわゆる「DOS/V」パソコンに手を出してからというもの、その金の突っ込み具合といったら、自分でもあきれるほどだ。ちなみにワシは空冷派ビデオカード流ケース道黒帯3段の腕前である。(なんだそりゃ)

 それなりの知識と金と時間をこの世界に突っ込んでいるのであるから、それなりに知識は付くものである。突っ込んだ金額に比例してスキルというものは上がるのが世の中の基本なので、当然と言える結果である。んでもって、そのスキルに頼るものが出てくるというのも、世の中の基本である。

 ある日、いつもの様に深夜にchatをしていた時にその話は始まった。 chatで知り合った近所のO氏が

「パソコン1組んでくれない?」

 と言ってきた。彼がその時使っていたパソコンは、Pentium166のマシンである。買った当時はそこそこ速いCPUではあったのだが、いかんせん時代の流れは予想を遥かに上まわるスピードで流れていった。店頭に並ばなくなってからどれだけの時間が経過しているだろう。よく我慢したものだと、思わず感心してしまうほどである。

 ま、人から頼まれるのは悪い気がしないものである。マシン組む事を快諾。引き続きchatでスペック協議になる。
 その最中に「IDE-RAIDを付けたい」という話がでた。そういえば、まわりにFASTRACK66を装備している人が増えた(まあおれもその中の1人ではあるが)ので、その速さを自分もほしいと思ったらしい。そんなことくらいは朝飯前のコーヒーっすよフフン!ってなもんである。思えばこれが地獄への階段であった。

 使ったM/BはAB*TのBF6というもの。以前、別の知り合いのマシンを組む際に使っていたので、内容は大体把握していた。使用感は悪くなかった。というか、値段に対してのスペックは非常に良いという印象。もうこれで行くしか!ってな感じすらしたほどである。

 さっそくM/Bを購入し、FASTTRACK66をヴチ込んでOSをインストールしようとする俺。さーいくぜ!
 ・・・・・・・・あ、アラ? FT66のBIOSが立ち上がらんじゃないの?? どーなってんねん。何度やってもだめ。割り込みはちゃんと食ってるくせになあ。
 そこでおれはピーンときたね。いわゆる初期不良ってやつだよねこれは。うんうん。ま、たまにはあるぜこんなこと。とりあえず次暇な日(1週間後だが)にショップいって交換してもらおう。うんうん。

 そして1週間後。M/Bを買ったお店に行った。

俺様「あの〜、このM/B初期不良みたいなんですけど。FT66が認識しないのである。」
店員「え、そうですか?ちょっとチェックしますので・・・」
俺様「お願いします」

 たまたま、その店にFT66の中古らしきものが置いてあった。どうやらこれでチェックするみたいだ。そこで第一の事件は起こった。

店員「これ、ちゃんと認識しますねえ」
俺様「えっ、そんなはずは・・・・・・。」
店員「ほら、ちゃんとFT66のBIOSも立ち上がるでしょ?」
俺様「本当だ・・・。でも、家のでは認識しなかったんですけどねえ」
店員「じゃあ、今度それも持ってきてください。とりあえず現状では問題ないとしか判断できませんので」

 ガックシである。思わぬカウンターパンチである。気持ちは完全勝利であっただけに、ダメージはKO寸前であった。しかし、関西喰えるもん何でも喰う会の会長としては、こんなところでやられる訳には行かないのである。いったん家に帰って、FT66を装備し、ショップにへ行こう。とりあえず、チェック用のは外してある俺のFT66持っていきゃいいか。そうして、またもや1週間後に出撃であった。

 余談ではあるが、すでにこの時点で購入から2週間経過している。本来3〜4日程度で片づける予定であったことを、ゲンナマ先払いで2週間放置に近いような状況を作るというのは、精神衛生上非常によろしくない。おまけに、さっくり動かないということで俺様のプライドもズタズタである。きっと、「国王って、いつも威張ってパーツの話してるけどさ、ほんとはなんにも知らないんだぜきっと」とか言われてるに違いない!(被害妄想)
  ダブルの重圧で自己崩壊して冬の片男波(注:和歌山ローカルの有名な海水浴場)で「ざけんなクソヤロゥ!」と叫んでいてもおかしくないくらいだ。
 しかし、俺には組み上げるという使命が残っている。それが俺を支えていた。

 そしてショップでチェック。

俺様「あの、先週チェックしてもらったんですけど、FT66も持ってきたので見てもらえますか?」
店員「ああはい。わかりました。」

店員「ああなるほど。確かにこのFT66では認識しませんねえ。」
俺様「でしょ。」
店員「ちょっと待ってくださいね、同じボード持ってきます。それで動いたら初期不良で交換します。」
俺様「わかりました。」

店員「うーん、こっちだと動きますねえ。わかりました。じゃあ初期不良ということで交換します。」
俺様「ありがとうございます。」

 フフン、完全勝利。 まあ当たり前ではあるが。しかし、2週間かかっちゃったよマッタク。まあ、とりあえずコレで動くのならいいか。やっと終わる〜!!

 そして家に帰った。チェック用に持っていったFT66のは俺のだから、とりあえず国王マシンに戻す。んでもって本来付ける予定のFT66を取り出して装着!

 ・・・・・・・・・・動かない。ガーン! なんてこった。これは明らかに「相性」だあああああああ。
 しかも、「絶対動かない」相性ではなくて、FT66の個体でもBF6の個体でも動いたり動かなかったりするのだあああああ。ガックシ。今までの苦労は一体なんだったんだ。俺のこの怒りと脱力感はどこにぶつけたらいいんだ。なぜ空は青いんだ。なぜ海も青いんだ。バカヤロゥ!(←すでに錯乱)

 結局、その4日後に今度はAopenのAX6BC TypeR VspecIIというやけに名前の長いM/Bを買ってきて、一件落着。はじめからこうすりゃ良かったんだろうけど、情報がなかったからねえ。まあ、マシンは動いたからいいか。
 しかし、 俺のズタズタに引き裂かれたプライドはそう簡単には直るものでもないし、失った信頼もすぐには戻ってこない。虚脱感を味わいながら俺は片男波で海に向かって叫ぶのであった。

「AB*Tのばかやろぉぉぉぉぉぉ!」

 今日のおことば : たった今からAopen信者になります。


01.??.2000 原始的作業と戦う。

 うちのCPUは、Celeron366である。お世辞にも早いCPUとは言えない。いや、はっきり言おう。遅い
 ワープロや簡単なグラフィック処理をしている分には、全くといって問題はない。十分に快適である。しかし、オレのメイン作業はゲームなのである。ゲーム出来ずしてなにがパソコンか!という位にゲームである。
 そうなってくると、話はちょっと違ってくるのである。ビデオカード買い替えたおかげで、普通のゲームはCeleron366でも問題ないのであるが、オレのお気に入りゲームであるDelta Force 2はそういう訳にもいかないのであった。

 そういう訳にも行かない時はどうするべきか。

  1. 新しいCPUを買う。
  2. ゲームをやめる。
  3. クロックアップする。

 まず1であるが、新しいCPUを買う金があれば、当然ながらとっくの昔に買っているはず。ましてや、ビデオカード買い替え直後のワシにそのような余裕がある訳がない。2はオレの存在意義の問題にもかかわる事項であるが故、そのような行為は出来るわけがない。残る選択肢は3番である。

 だがしかし、オレのCeleron366はbase75MHz駆動でしか動かない事は、すでにわかっていた。入手したときにbase100MHz駆動してみたのだが、動かなかったのである。どうするべきか。

 いくつかのクロックアップ系のホームページを回ってみると、大抵デカいクーラーをつけるというのが定番であった。当然である。高クロックで駆動すれば、通常よりもはるかに高い熱を出す。それを十分に放出することができなければ、当然ながら待っているのは熱暴走なのだ。

 しかし、そのようなデカデカクーラーは大抵1万円以上する。1万もあったら、新しいCeleron433のBOXが買えるっちゅーねん。つーわけで、購入する意味がない。だからこの方法は使えない。万事休すか!?

 しかし神はオレもCeleron366も見捨ててはいなかったのである。さらに深く調べた結果次のような事がわかった。
 CPUとクーラーの間には、通常熱伝導グリスを塗る 。これは、両方のすき間を埋めて、熱伝導効率を上げる働きがある。つまり、このグリスの入り込むすき間が小さければ小さいほど熱伝導効率が上がる。そう、すき間を限りなくゼロにできれば、今よりも効率的な冷却ができるのではないか。そしてすなわち、それは前人未到(嘘)のbase100MHz駆動を可能とするものではないか!

 と、言うような事が他のページに書いていた。(ヲイ) まあ、パクリであれなんであれ、ゲームが快適にできればいいのである。というわけで、このコンピュータ全盛の時代に信じられないような「CPUとクーラ削り」という荒技がここに誕生するのであった。
 手順は大まかに以下のとおりである。

  1. 400番の耐水ペーパで磨く
  2. 800番の耐水ペーパで磨く
  3. 1600番の耐水ペーパで磨く

 すげー原始的。(笑) とりあえず、ひたすら磨いてみた。所要時間2時間。そして、その結果がこれだ!

 我ながら見事だ、バカスギに。写るまでせんでよかろうに>オレ。
  まあバカでもなんでもいいのでシリコングリスを薄く塗って、テストだ。おっ、なんだかいけそうな予感。そして起動するwindows98。

祝クロックアップ成功!!

 しかし、世間はそれほど甘くはなかった。ある程度(不定期だが1時間くらい)連続して高負荷状態を維持すると、ハングアップすることがときどきあった。つまり、base100MHz駆動での連続動作には問題があったのである。

 まあしかし、とりあえず1ゲーム位の間なら持つことがわかったので、SoftFSBで手動切替でもしながら使うとするか。仕事のときはクロックアップしないでつかえば問題なかろう。

 今日のおとこば: インターネットは、他人の脳味噌を借りるのに適したツールである。


12.謎.1999 国王、マヂギレ。

 それは、1999年も終わりを迎えようとしているる師走のとある日であった。

 私こと国王すこぽんは、年末にほんのちょっぴりできたお小遣いをもって、新しいビデオカードを買いに行った。残念ながら、その昔「近畿のオ・マ・ケ〜和歌山!(この歌を歌ってた人を知ってたら、連絡モトム)」と歌われただけあって、ローカル地区のパソコンショップには私の求めるハイエンドビデオカードは残念ながら売っていなかった。まあ、それはいいのであるが、問題はそのあとに起こったのである。

 愛車Vmax&バトルスーツ(という名の革ジャン)という格好で、帰り道の俺は師走の渋滞に巻き込まれていた。
 普段ならば、オラオラオラオラァ!的に約6秒で到着(嘘)するのであるが、目的のブツが買えなかった無念さもあってか、全く車を追い抜かないという、超模範的走向によって目的地を目指していた。
 年末というのは、世間はともかく忙しいというのが相場というか通例というか、そういう感じである。いつもより忙しいというのは、いわゆる「普段は忙しくない人」でもちょっとばかり忙しくなっちゃったりするものである。ということは、普段運転をしないような、98.7%ペーパードライバー状態な人でも、運転せざるをえない状況になったりする訳である。そんな状況の中を、いつも通りにガーンと行った日には、バータレヘタッピ運転手の後ろなんか全く見てあげないもんねケケケ的車線変更によって頭の中が緊急警報発令!全速逆噴射!総員直ちに退艦せよ!というような危機的状況に陥ってもおかしくない。それ故の安全運転なのである。
 それに、みんな忙しくてピリピリしとるけん、下手に刺激して喧嘩になってもつまらんしのぅ。いや、喧嘩してもいいんだけど、片手で勝てるような相手に本気で喧嘩はできねえし。(自信過剰)

 そんなクダラネエ事をチラホラと考えながら運転していると、交差点の右折斜線に差しかかった。当然ワタクシは右折するためにさしかかる訳である。当たり前ではあるが。

 そうすっと横のほうから、軽トラックに乗ったええ年のおっさんが、この国王様に幅寄せしてきやがった。ちなみ断っておくが、ここまでに無理な追い越し・すり抜け・幅寄せ等の行為は一切行っていないので、うらみによる犯行説は否定されるのである。
 「なんぢゃこいつ、この国王様に向かって幅寄せ等とはなんたる諸行!打ち首獄門申しつける!」と言いたいところをぐっと我慢し、代わりに愛車Vmax殿にちと怒って頂いた。グオオオオン!という音とともに、秘技国王ニラミでのダブル攻撃にによって、軽トラックオヤヂはすごすごと後ろに下がったのであった。

 ふふん、まあこんなもんだ。第一、この俺様が「年末はあぶないから」という理由で安全運転に勤めてるというのに、なんで貴様ごときが幅寄せをかけるのだ。わかってるのか? それでなくとも見るからに危険人物である(自分で言うな)この俺に幅寄せなんぞよくできるものだ。俺だったら、俺みたいなやつには間違っても幅寄せなんかせんぞ。

 まあでもこんな程度で怒っていては、ミレニアムは迎えられまいうんうん。という風に自分をなだめ、無駄に怒らないようにしようとする俺ってえらいね。などとツマンネエ事を考えつつ右折しようとした瞬間、それは起こった。さっきのクソオヤジが後ろから、対向車線に大きくはみ出す形で俺の目の前に出やがったのだ。口で説明するとよくわからないと思うので、図を書くとこういう感じだ。

 わしの目からみたヤツの軌道は、反対斜線沿いに駐車でもするのか?という風に見えたくらいである。

 自慢ではないが、俺のバイクはかなり加速がいい。 もし普段通りの走り方をしていたのであれば、間違いなくヤツと接触することになっていただろう。 日頃の行いがいいというか、たまたまゆっくり走ってたからいいようなものの、一歩間違えれば大惨事、しかもバイクなので俺だけ全損!という事にもなりかねなかったのである。

 これにはさすがに穏便な国王も、久しぶりにキレました。ヤツの前に回り込んで、バイクを道のどまんなかに止め(轢かれたらどーすんねん>俺)、クソオヤヂの軽トラを強制停止させ、ヤツの首根っこをつかんで一言。

「てめえがバイクに乗れや、
後ろから同じ事したるさかい」

 ほんとに乗ったらどうすんねん的発言ではあるが、そこはキレキレで勢いがある状態のワシであるが故、オヤヂはすでにビビリ状態。ひたすら「すんません、すんません」を連発。謝るくらいなら最初からすんなっつーの。まあしかし、逆に食って掛かってきたら車から引きづり降ろしてジャーマンスープレックスの1発や2発は食らわせてやろうと思っていたのではあるが。(死ぬてば)

 とりあえず、次は容赦しないとだけ心に決めて、今回は怒りを食い気に変える国王であった。(モグモグ)


10.某.1999 VideoCardと戦う。

 毎日のようにバイクに乗り、毎日のようにパソコンで対戦ゲームを楽しむ。こんな俺ではあるが、世間的に言うと会社員、ということになるのである。当たり前ではあるが、 金がなければガソリンをいれることも、ゲームを買うこともできないのである。だからして、仕事はするのである。

 ある日、某大手客先から電話がジリリン(今時ジリリンなんて鳴る電話なんぞ置いてる会社なんてねえよ)と鳴った。話を聞いてみると、納入したNTサーバが立ち上がらなくなったらしい。詳しくはこんな感じ↓

 うーむ、何らかのパッチで壊れたとなると、こりゃ最悪入れなおしだよなあ。1日ぶっつぶれコースである。とりあえず、現地にいってみないと電話ではサッパリ判らないので、次の日に現地へ向かうことにした。

 さて、この現地というところが会社から地下鉄-電車-バスを乗り継いでタップリ1時間以上かかるのである。結構遠いがすぐに行けないというほどでもないのがミソである。この遠さが後々地獄コースになろうとは、この時点では夢にも思わなかったのであった。

 そして現地到着。さっそくそのトラブっているNTサーバを見る。
 電話での話では「起動してる気配はない」とのことだったが、俺が見るかぎりでは、起動しようとケナゲに頑張っている気がした。リセットすると「ピポッ」って鳴るし、FDやHDDへもアクセスしに行ってる雰囲気ばりばりである。

 「ん〜む、単にディスプレイが壊れてるだけかな?」 と別のディスプレイを繋いで見るも、残念ながら動作かわらず。んじゃ仕方ないから次はビデオカード交換だ。幸いにも別部署にビデオカードがあり、1日位ならという条件で貸して頂けた。デカイ会社はこゆとき便利だよね。で、接続してみると、これがあっさり動くわけだな。(笑)
 とりあえず原因特定できたので、担当の人と相談する。まあこのままでは仕方ないので、他のビデオカードいれるしか方法はない。壊れてんだから。というわけで、次の日に別のカードを持ってくるということになった。

 その日の夕方、大阪日本橋某パソコン総合店にビデオカードを求めて旅立つ俺。狙い目は安くてNT4.0に入れられるビデオカードだ!
 いろいろと物色していると、候補が2つ上がる。 3D Blaster Savage4 32MBMillenniumG400 16MBだ。値段的にはSavage4のほうがかなり安い。NT Serverに入れるのであれば、別に3D性能はゼロでもいいわけだから、安くてそこそこの解像度が出ればいい、ということでSavage4にした。今にして思えば、これが地獄の始まりであった。

 次の日、Savage4を持って再び某社に向かう。意気揚々とSavage4を取りつけ、電源ON! おお、とりあえずVGAモードだけど、ちゃんと画面が出てBootする! これでおっけ〜だ。さて、あとはNT用ドライバを突っ込んでいっちょあがり〜。

 喰わない。なぜか付属のCDについているNT4.0用のドライバが喰ってくれないのだ。なんでだあああああ!
 とりあえず、ドライババージョンが古くて、ちゃんと入らない可能性もある!と信じ、CreativeLabのwebから最新版ドライバを落とし、もう一度食わす・・・・・が、やっぱり喰わない。どうしてもディスプレイプロパティの解像度や色数設定が空白とか変な数字になって、ちゃんと動かないのである。

 どうなってんねん!と思いCreativeのサポートに電話すると、「バルクのものは質問を受けつけない」とあっさり。テメエ、自分の作ったものが動かない時くらい、バルクでも対処しろ。交換しろとは言わないが、少なくとも前例とかそういう事くらいは言ってもええんちゃうんかい。ワシはテメエんとこのCDを穴があくほど(開けたわけじゃないぞ)眺めた上で買ってるんじゃい。それともナニか、バルクというものは壊れてても売ってもいいのかテメコノ。動かねえんだったら最初からCDにNT4.0ドライバ入りって書くな。そしたら買わなかったんだよボケナスッ。

Cre*ti*e,死ナスッ!(こればっかりや>わし)

 一応Savage4の名誉の為に言っておくが、おそらくNT4でも動くのではないかと思う。Creative独自の問題か、もしくはマザーとの相性(考えにくいが)で動かなかったのではないか、と推測している。

 そんなことを言ってても解決しないので、とりあえずカードを購入した某店に電話をし、交換してもらえないか依頼してみた。すると「サポートセンターでチェック後、不具合が確認できれば交換します」。まあ、そうくるだろうとは思ってたけどね。チェックに時間かかりますかと聞くと「すぐにできると思います」。ほんまかいな、この手のやつはすぐにできたためしがないねんなあ・・・・。
 ま、グチグチ言ってても仕方がない。キアイで某店のサポートに向かう。電車に揺られてガタゴト〜。 (本日2回目)

 サポートに着くと、案の定待ち時間あり。約5人。でもねえ、俺しってんだよ。ここのサポートってサクサク進まないの。ちょっと問題あるよはっきりいって。待たせるのはいいとしても、長いんだから「あと何分後にきてください」みたいな目安をくれってんだよ。TVも雑誌もねえ所に30分も、しかもあの音楽が絶え間なく流れる所にいたら、フツー気が狂うぞ! 俺は元々狂ってるから大丈夫だったけど、周りのヤツは軒並み発狂しとったね。
 長い苦痛の時間の後、サポートにSavage4を渡す。

サポート「チェックに1時間くらいかかりますから」
ワシ「納品物件なので早くできないですかね?」
サポート「チェックしないとなんとも言えませんので」

 むう、リップサービスで「できるだけ早くします」とか言ってくれれば少しは気分も晴れるというものなのに。相変わらず機転の効かないやつばっかりだ。マニュアルすぎるんだよな、対応が。もうちょっと考えないと、まぢ0点つけて名前公表しちゃうぞコノヤロ。
 「じゃあ、早くおわったら携帯に電話してください」と言い、携帯電話の番号を残してサポートセンターを去った。

 そんなこんなで、とにかく1時間待たされる事になった。朝から休みなし状態の俺は日本橋を巡回する気力もなく、某社で時間をつぶすことにした。忙しいのに俺と1時間も遊んでくれた某エロゲー開発会社諸君。愛してるぜ!(きっと向こうは「愛すなボケ」とか思ってるよな(汗))

 そんなこんなできっちり1時間後に再びサポートに電話。「一応チェックしましたが、エラーはありませんでした」。ナニイ、エラーがないならなんで電話してこねえんだよボケ。お前の伝票にハッキリクッキリ残っている11桁の番号は落書きぢゃねえだろうが!と一瞬思うが、1時間でNT4.0のSP3を入れてまともなチェックなんかできるわけないんだよな。まあ、パターンといえばパターンだから、さっくり流す。
 「とりあえず、それ持って帰っても動かない事は判ってるので、差額払いますから別のにしてくれませんか」というと、そういうことにしてくれるらしい。ほっ、よかったぜ。 なんとか最悪の事態は回避できるらしい。まあ、以前にも似たような事があったて、最終的に交換してくれたという前例があったからここで買ったんだけどね。
 とりあえず、伝票上返金処理みたいな感じになるらしいので、待たされたものの、意図通りに製品交換することができた。ちなみに今度はMillenniumG400 16MBをGET。

 そして再び某社に電車でGo!(本日3回目)

 G400を神にも祈る気持ちで挿入後電源ON。VGAモードで起動し、さらにドライバを喰わせて再起動。おお、動いた!
 というわけで、無事にこの日の任務を完了し、帰路に着くのであった。

当然電車で(本日4回目)


09.21.1999 背筋と戦う。

 このワタクシ、すなわち国王すこぽんは、いわゆる一つのライダーである。一応VmaxKDX200SRの2台のバイクを所有している。バイクは2台持っているが、車は1台も持っていない。もっぱら友人の車(例:Tak**n, Sch**te*, etc...)に頼って生活していると言っても過言ではない。荷物の多いときや、雨の日には彼らのお世話になることもある。まあでも、雨の日はあんまり出歩こうとは思わないし、荷物もほとんど持たないので、そんなに不自由している訳ではないが。

 話を元に戻そう。2台のバイクは、それぞれ役割が決まっている。KDX200SRは、スーパーウルトラゲッターマシン(いわゆる日常のゲタ)として使われることが多い。勿論、たまには山に向かってGo!の時もあるのだが、その軽さ・燃費から日常の足としても威力を発揮しているのである。2サイクルエンジンなので、加速もバッチリだ!(でも自然には優しくないと思う)

 で、もう一台のVmaxはというと、完全に趣味のマシンである。一応車検はそのままで通る優良車(と本人は思っている)ではあるが、ナケナシの金をはたいて改良(車検通るんだから改良で文句ないだろ?)している。個人的には和歌山一を目指したいところではあるが、貧乏人には夢のまた夢ですたい!

 しかし、ついこの間、 念願のFCRキャブレターを購入した。そして装着!
 これで鬼の様な加速が・・・・・・・あ、あれ? なんかガボガボ言って進まんやん(汗) どーなっとんねんES*ER、死なす!(嘘ですごめん)
 おそらくは、もっと抜けの良いマフラーの装着を前提としてセッティングされたためか、うちのマフラーではメインジェットが効く辺りでガスが濃い状態になってしまったのであろう。うーむ、一応セッティング出てるとは聞いてたんだけどなあ。

 というわけで、メインジェットの番数を落とさねばならないのだが、いつもの通りうるさい客(というか金にならん客?)のワタクシは常に後回しにされる運命。まあその分値段まけてもらってるから仕方ないか、と思いつつも、そろそろちゃんと走れるようにしてイタダキタイ!ということでKOU*I(行きつけのバイク屋ね)に言って文句をタレてみたりした。

 その日は虫の居所がよかったのか、比較的あっさりメインジェットを交換してくれた。といっても、このジェットは俺のものではなく、あくまで「テストのため貸す」ということでの装着だ。いや、貸しといっても、これで調子でりゃ注文すりゃいいわけだから、万々歳っすね。
 そして作業は順調に進み、一時間ほどで終了した。

 とりあえず、これで調子を見なければならない。時間帯・気温・湿度等、 ある程度まで平均して使えないとまたすぐ外すハメになるので、テストには時間を要するのであるが・・・・そんな悠長な事は言ってられないのである。こちとら江戸っ子でい!(大嘘)
 気の短い俺は、ある計画を思いついたのである。俺の家からバーチャンちまで約200Km。行って帰ってくれば大体半日はかかる。昼からスタートして半日だと、距離のデータと昼・夜のデータは取れる。んでもって、行きを山手、帰りを海沿いにすれば、高低差のデータも大体判る。おお、もう完璧では!

 そしてスタートするのであるが、途中予想外にも雨ザーザーアタックを食らい、予定ではテストするはずではなかった雨天データまでそろってしまった。喜んでいいのやら悪いのやら・・・。しかも、帰ってくる頃にはすべて乾いていたので、体温下がって体力消耗しまくり。(汗)

 で、この日記を書いているのはその2日後なのだが・・・・背筋がめっちゃいたい。いわゆる筋肉痛である。まあ、常軌を逸脱した走行であったことは確かだが、常日頃の運動不足が祟ったのだ。一応謎の格闘家を目指している俺なのに、めちゃくちゃ情けない状況である。うう、どうか師匠には内密に。ばれたら特訓させられる〜。(ってここに書いたらあかんやんけ>俺)


09.12.1999 痛みと戦う。

 このwebのどこかに書いているかもしれないが、俺は格闘技というものをやっていたりする。詳しく言うと少林拳の中の七統拳というものであるらしい。よく、少林拳というと「ああ、少林寺拳法やってるんですか」という人がいるが、間違ってはいけない。少林寺拳法は日本発祥の拳法なので、中国拳法ではないのである。だから、中国の少林寺で生まれた拳法は少林拳少林寺拳法では全然全くこれっぽっちもないというヤヤコシイ状況なのである。であるからして、俺に「少林寺拳法やってるんですか」というと「いえいえ違うのですワレワレは少林拳でありましてイヤハヤ」という返事を返すのが日課といってもおかしくないんだけど、面倒なので「ああ、そんなもんです」なんて言ってしまったりすることもあるわけですな。こんな事を師匠に見つかると半殺しではなくて本殺しの目にあいそうな気がするので、とりあえず内緒にしといてくれ。>読者の皆様

 さて、この少林拳であるが、当然ながら一人でやっているわけではない。とはいうものの、道場を借りて大々的にやるほども人数があるわけではないので、普段は師匠の家に行ってから、その日の参加人数によって場所を決めているのである。
 場所といってもこれまた大した練習場があるわけではない。人数が少ないときは大抵師匠の家の前(庭というべきか?)で、ちょっと多く(5人くらい)なってくると、秘密の山奥練習場(という名の単なる山手の路地)になるだけである。そして、その両方とも、地面はコンクリート打ちっぱなしのところなので、投げ技なんぞをやられた日には、たまらん痛いわけである。

 で、この間「毎月第2日曜日は練習の日」ということが告知されて、 今月がその第1回目だったのであるが、なんと参加者はこの俺と高校生のガキ1名、それと師匠のみ。なんぢゃこりゃ、みんな来いよなテメコノ!という状況の中、練習は開始されたのである。後日わかったことではあるが、普通参加するメンバのうち、1人は前日に交通事故を起こしており、約70km/hで駐車違反の軽トラックにスクータで突っ込んだ為、参加できなかったらしい。70km/hでぶつかって打ち身だけって、どんな体や・・・・とか思っちゃうねえ。

 話を元に戻そう。3人で練習というのは、そのメンバー構成によってかなり練習内容に差が出るのである。1人でも下手クソ初心者が入っていると、9割の確率で初心者特訓モードになるのである。
 さて、ここで今回のメンバを思い出してみよう。師匠,俺,高校生、この3人である。 高校生=初心者であることは言うまでもない。この状態で初心者特訓モードになると、当然師匠は指導者として行動するのは誰にでも想像できるであろう。問題は、俺の立場だ。

 中国拳法の練習は、基本的には一人での反復練習が主体となるのであるが、人数が複数いる場合には、1vs1の状態の練習も多い。特に、関節技の練習や、相手の攻撃を避けての打ち込み、といった練習の場合、「やられ役」が必要なのである。

 師匠=指導者,高校生=初心者の図式が成り立つとき、俺=やられ役が成り立つのである!!

 そして約5時間にも渡るぶっ続け特訓が幕を開けたのであった。当然、初心者が技をちゃんと習得できない場合、師匠がそれを正確に見せるために、やられ役にかけたりするってーのはもちろん、初心者にありがちな中途半端な痛さの技なんかかけられたりすると、ちゃんと効く状態になるまで耐えなければならないので、初心者を特訓してるのだか俺を特訓してるのだかよく判らん状態に突入するのであった。
 お蔭で俺の関節、特に肩と指の関節は、帰りのバイク運転が苦痛となるほどぼろぼろになったのであった。

 クッソー、この恨みは練習サボって遊びに行ったTaka**nにぶつけさせて貰う。覚悟しとけ!


99.08.31 睡眠不足と戦う。

 ここしばらく更新をサボっていた。読んでくれている選ばれた変なお友達の皆様、すまん

 実は、仕事とか仕事の準備とか徹夜とか会社で泊まるとかで、バタバタしていたのだ。
 その仕事の日の前の日に、いろいろLinuxをあーだこーだとやっていて、知り合いとアーダコーダしとったら、あっという間に朝の5時。この時間から寝たら確実に遅刻してしまうとバイオコンプータ悦楽1号で考えた俺は、0.2秒で「こりゃ起きてるしかあるまい」というスバラシイ答えをカシャカシャチーンとはじき出したのであった。

 答えは簡単に出たのであるが、実行はそう簡単にはいかない
 俺の場合、睡眠不足は最初に目がつかれて来る。まっすぐ前を見られなくなってくるのだ。いわゆる、視点がさだまらない状態というか。こう書くと、なんかヤバイ薬でもやってるような感じを受ける人もいるかもしれないが、単に一ヶ所に集中できなくなっていくのである。この状態の俺はまだかなり正常である (あくまで主観であるが) 。受け答えも普段とあまりかわらない感じだと思っている。他人からみたらヘンかもしれんが。(汗)

 次の段階に進むと、頭がだんだん重くなってくる。まっすぐ頭を立てているのがかなり面倒になって、気を抜くと少しづつ傾いてくるのだ。一説によると、睡魔が襲って来るので寝ようとしているという話もあるが、定かではない。この頃になると、周りからみてもヘンであるというのが判って来る。あきらかにダラけているのだ。この世の全てと戦いつづける男の姿とは思えないダラケぶり。そのぐうたらぶりといったら、石の上にも3年という感じだ!(意味不明)

 最終段階は、いわゆるハイ状態である。一応かなり眠いのだが、その眠い事ですら「あーどうでもいいやもう〜」ッてな感じになるのである。勿論、その頃は仕事なんぞできるわけがありません。冷静な判断力もないし、記憶すらあやふやになってくるのである。つまり、俺から金を借りるなら、この時を狙うのがベストタイミングである。惜しむらくは、貸すほど金を持ってないということだが。

 今回は、客先から帰ってきたあたりでハイになったからよかったようなものの、もし客先でハイになってたら、「もうここに発注するのはやめよう」と思ったか、あるいは追加仕様をタダでいっぱい貰って帰ってきたかもしれない。はー、危なかったぜ

 今回は辛くも勝利という感じであったが、できるだけ睡眠不足に挑戦するのはやめよう。


99.08.25 Sambaと戦う。

 とりあえずIPマスカレードがちゃんと稼動したわが家のLinux。なんだかちょっと気になるけどまあいいか、という様なエラーメッセージが起動時にちょろっとでるくらいで、会社からくすねてきたPentium133MHzマシンも十分に威力を発揮している。えらいぞ!

 そんなヘロヘロP133のVineマシンであるが、一応HDDというものが内蔵されている。んでもってなんとか使える程度の容量のサイズが空いている。ナニ、使える程度の容量!!! 貧乏人の俺としては、それはもう使わねばなるまい!!!

 ってな訳で、その少ないHDDを使ってしまうために、Sambaを入れることに決定した。判っているとは思うがSambaはサンバでも産婆でも三羽でもなくてSambaである。決して子供が生まれそうになっても呼んだりしてはいけない。(当たり前)

 Sambaのinstallは、すこぶる快調におわった。なんでも、新しいversionはconfigureによって、コンパイルオプションとかがさっくりさくさく決定されるので、殆ど何もしなくていい・・・・・・はずであった

 確かに、コンパイルは全くもって問題なくおわった。おまけにrpmとかいうパッケージにするキットもついていたので、パッケージ化して今後のversion upもしやしすいぜ!という状態まであっという間であった。しかし、ここから難題がおこったのだ。
 何度やっても、windowsから見えない。サーバが出てこないのである。どれだけ再起動しようが、ケーブルチェックしようが、殴ろうが蹴ろうが動かないものは動かないのである。そう、こんなLinuxでピンチのときには、あのキシャー!で有名なR殿に連絡を取るしかあるまい!

 IRCに入ってみると、今日はどうやら接続はしているようだ。おもむろにプリブ(プライベートメッセージ)を送る。

「R***殿〜、Samba動かないんすけどたしけてください」

 ・・・・・・・・・沈黙の時間が流れた。どうやら接続はしているが、TVみてるかそのままゲーセン行ってるかかわいい女の子を連れ込んでアンナコトやコンナコトをしているに違いない!! クソー。許せん! 俺にも分けろ!(ヲイ)

 ってなバカな事を考えてるあいだに、R殿は登場した。 今日はつかまって良かった。
 なんだかんだで結構な時間がかかったが、どうやらIPマスカレードするマシンと同居させるとき(NICを二枚入れる時らしい)は、インターフェースアドレスを指定してやらねばいけないらしい。ん〜む、また一つ勉強になったぜ。

 しかし、まだ動かない。なぜだ。
 設定ファイルをチェックするプログラムがあるので、そいつを動かしてみると、マシン名が取得できないっていう様なメッセージが出る。なんでマシン名が決定できないんだ???

 あーだこーだいじくり回していると、hostnameコマンドで出て来る名前が、俺の思っているマシン名ではなかった。Vine LinuxをInstallした後にhost名を変えたのだが、それがちゃんと動いてないらしい。
 hostsは入れ換えたし、HOSTNAMEも入れ換えた。一体なにが足らないんだ・・・・・。R殿にきいても、判らないらしい。ケッ、ヤクタタズメ。(いや嘘ですごめんそんなこと微塵も思ってないですほんとです嘘じゃないってば!)

 頼みの綱のR殿をまたもや失う事態となった。「IPマスカレードの悪夢」が俺の頭をかすめる。WEBで調べたって、こんな基本的なことはなぜかヒットしにくいものである。 天は我を見放した!!(人間古すぎ)

 しかし、問題はあっけなく解決した。ふてくされながら/etcの下をあれこれとgrep(unixのテキスト検索ソフト)で現在のhostnameと同じ文字列が入っているファイルを探しまくっていると、/etc/sysconfig/networkというファイルが出てきた。ここでhostnameを設定していたのである。ここをチョイと変更すると、hostnameもサックリと変わって、ついでにsambaもサックリと動いた。めでたしめでたし

 あとは漢字のファイル名がちゃんと出てくれればいいんだけど、これは明日にしよう。なにせもう今日は眠いのだ。
 Sambaには勝利したが、睡魔には惨敗の俺であった。


99.08.24 ビールと戦う。

 世の中には、犯罪的な事が沢山ある。いっぱいある。たまらんある。
 まあ、俺もそういうことを大声では言えないほど犯罪的ではあるのだが。たとえば、たった1人の人間しか乗れない1200ccのバイクを乗り回すどころか見せびらかし自慢しまくり威圧しまくりだし、それでなくてもイカツイ顔なのに謎の格闘家を目指して長髪で挑発な生活を送ったり、はたまたたった1人しか住んでいない家のにコンピュータを4台も置いた上に100baseTXでガツンと接続し、そのうち2台は電源を1日中いれっぱなしといった環境にも財布にも多大な影響を与える行為平然やってのけたりするなど、非常に犯罪的である。

 そんなに犯罪的でオトロシイわしではあるのだが、こと酒になるとめっぽう弱い
 全く飲めない、というわけではない。ちょっとだけ、飲めるのだ。こんな場合、全く飲めない方がマシという場合すらある。ちなみに知り合いのT氏は、コップ1杯のビールをキューっとでもやろうもんなら、その日の夜風呂に入ろうとすると、全身の皮がむけてあらあらまあまあ大変ザマス!キューキューシャを呼ぶザマス!! ってなことになってしまうのである。だれもこんな奴には酒を飲まそうとは思わないっすよね。人殺しにはなりたくないもんな。

 俺の場合は、缶ビール(500ml)を1本程度が限界らしい。まあ、毎日連続して飲んでいれば少しはましになって来るのであるが、普段は知り合いから誘われないと飲まないので、通常3週間に1本くらいの割合になることが多い。飲まないときは、それこそ半年くらい全くのまないのである。
 飲んでいない状態が暫くつづいた後に、たった500mlの缶ビールを1本空けると、そりゃもう全身赤鬼ファイアー状態で、周りにはアルコール臭さをまき散らし、遂には人間アルコール消毒器かと思うほどであるらしい。本人には全くわからんが。

つまり、ビールは俺に勝つといっても
過言ではないだろう。

 しかし、全てのビールが俺に勝つのではない。限られたエリートビールのみが俺に勝つことができる。ドライビール、発泡酒の類いはだめだ。酸っぱくて俺の口には合わない。ドライビールあたりならまだ我慢して飲むことも可能といえば可能(それでもかなりの苦痛ではあるが)だが、 発泡酒に至っては飲むことが出来ない。発泡酒愛好家の皆様には悪いが、あんなまがいもの根性なし系飲料はこの世から即刻排除するべし。少なくとも国外退去を命じたいと切に思う。
 つぎにラガー等であるが、これは出されると「ん〜まあこんなもんか」とかいう感じで飲むわけっすね。決して納得している訳ではないのである。こう、一言文句もいいたい気持ちになるが、まあまあここはひとつ穏便にという日本人の変ないやらしさでその場をごまかしてしまうのである。ああ、おれってヤなオトナになっちゃったなあ。

 そして最後に残ったのが、ビールの王道ともいえるエビスビールである。エビスビールよ、お前はエライ。お前になら俺は負けても悔いは無いぞ! そうそう、モルツくん。君もエビスビールにはかなわないといえど、十分まいったまいった降参!って感じすね。この2強ビール軍団に、俺は完膚なきまでに叩きのめされた言えよう。

 つまり、このようにうまいビールは、このように犯罪的な俺より圧倒的に強い訳で、つまりそれはうまいビールはもはや犯罪的なのではないか! ということをちょっと弱い犯罪的な俺は声を大にして言ってみたかったのである。


99.08.19 空しさと戦う。

 前日、IPマスカレードと激しい戦いを演じた俺は、不覚にも昼過ぎに少し寝てしまった。その夢うつつの状態を切り裂く様に、携帯電話のベルが鳴り響いた。
 常日頃からあらゆる物体・物質・現象と戦っている俺は、夢うつつの状態より約0.2秒で復帰を完了し、すかさず電話に出た。

「あ〜、○○君? 毎度〜、K*UKIです〜」

 K*UKIというのは、俺の行きつけのバイク屋である。愛機Vmaxのメンテナンスの殆どをここに任せている。
 それはそうと、一体なんの電話なんだろう。とりあえず話を続けてみた。

「まだ寝てたん?」
「いや、ちょっと昼寝。んで、どうしたの?」
ステダン入ったから、今からつけにおいで」
「今から?」
「うん。時間ない?」
「いや、いいけど。じゃあもう少ししたら行くわ。」

 ステダンというのは「ステアリングダンパー」と言うもので、高速域でのハンドルのブレを押さえるパーツである。うちのバイクは特に振れるというほどでもないのであるが、スピードを出したときにもし振れでもしたらこの超重量級の車体を誰が一体押さえられるのだ・・・・というわけで、ある意味保険も兼ねて注文してあったパーツなのである。

 バイク屋に行ってみると、箱詰めされたステダンが置いてあった。とりあえず開封の儀を行う。
 オーダーしてあったのは、HyperPROのパープルだったのだが、箱に入ってたものは最近出たブラックだった。

「あれ、これブラックやん」
「あ、ほんまやね。でもブラックでもええやん。結構引き締まるし。」
「ん〜、まあこれはカラーで付けてる訳ぢゃないからかまわんけど。ステーもアルミ削って作ってるんやなあ。」
えっ、ステー入ってる? それの型番ちょっと見て。」
「xxxxxって書いてるよ。」
「おかしい、発注の品物と違うよこれ。」

 確かに、箱にはVmax用キットと書かれていた。
 実は、俺のオーダーは普通のキットではなくて、'93以降モデル用の長さのステダン本体+'92以前モデル用クランプ&ステーというヤヤコシイ仕様だったのだ。本体は'89仕様なのだが、そのうち'93モデル用フォーク(またはそれに準じる物)を入れようと計画していたので、このような複雑な構成になったのである。

「じゃあ、今日はつけられへんってことか・・・・」
「ん〜、まあそういうことになるねえ」
「ぐぐぐぐ、もう帰る。」
「なに子供みたいなこと言ってんの。もうちょっと待ったらグリップ来るから、それ付けてからにしたら?」
「いや、もう帰るもん。今日はケチついたから明日や。」
「サスのプリロード調整もするんとちゃうのん?おーい。お〜〜〜い!」

 バイク屋の必死の説得にも応じず、俺は果てしない空しさを胸に抱いたまま、家路についた。バイク屋のせいではない。オーダーをちゃんとしてあったのに、丸々1ヶ月以上も待ったのに、間違えたAC*IVEが悪いのだ! 死ねッ、AC*IVE!!! いや、今死んでは困る。ちゃんと俺がオーダーした品物をさっさと届けてから死んでくれ! タノム!

 果たして、愛機Vmaxにステダンが装着されるのはいつの日であろうか


99.08.19 IPマスカレードと戦う。

 昨日から、O氏の自宅のLinuxマシンをセットアップしているのだが、うまくイカン。いや、基本的なセットアップは昨日既に終了しているのだが、IPマスカレード絡みがどうもうまく動作しないのであった。

 っていうか、この作業は最初からもう不運続きとしか言いようが無かった。うまく動くはずだと思って買ってきたNICが、ものの見事に蹴られたり(認識するだけタチが悪かった)、カード二枚差ししたら片方が言うこと聞かなくなって黙り込んだりしていたのだ。

 そんなこんなの障害を乗り越えて、やっとDHCPDが起動して、後はLocal LAN側からケーブルモデム側に対して出られたら全ては万々歳・・・だったはずだ。少なくとも午後10時の時点では。
 しかし、最初でつまづくと最後までうまく行かないというのは、マーフィーの法則にいれてもいい位に頻繁に起こるのであった。ご多分に漏れず、この最後の最後がまったくもって動かない。カーネルコンパイルやりなおそうが、モジュール作りなおそうが、デバイス書き換えようが動かないのである。12時前まで頑張ったけど、動かないので外部から操作出来る程度に設定し、O家を後にした。

 頼みの綱は、IRCでいつもキシャー!とか訳の判らん会話をしているR殿である。余談であるが、R殿は血が大層好きらしい。あるとき、彼のデスクトップを見る機会が有ったのだが、画面いっぱいに血塗られたお経が書いてあったのには、大抵のことでは驚かない俺も流石に硬直した。

 しかし、こんなときに限っていないのだRメ。なぜおらん。テメーだけが頼りだというのに!!!
 仕方がないので、またもやリモート操作でカーネルをいぢくり倒す。リモートで出来る分だけ、まだ幸せである。これがwindows9*なんかだったら、おうちにかえってやる、なんてこたー出来ないわけよ。当然ながら。ああ、Linuxサマサマね。

 頼りのRチャンへの糸もプッツリと切れた俺に残された道は、gooで検索しまくることである。でも、自分の得意分野でないことのキーワードって、なかなかいいのが思いつかないもんなのよね。あーだこーだ幾つも試してみて、やっとそれっぽいページを発見。やっぱり同じようなこと考える人いるのね、とか思いつつページを見ていると・・・・・。

 どうやら、JFというLinuxのドキュメントを日本語化しちゃおう軍団のページに、詳しい説明があるらしい。そうならそうって最初に言ってくれよう。って、俺が無知なだけなんだけどさ。


 結局それによると、 IPフォワーディングとかいうのを有効にしないといけないらしい。そこを有効にするために、ファイルをピピっと書き直すと、それだけでさっくり動作いたしました。めでたしめでたし。

 これだけ格闘しても、知り合いなのでタダ働きなのでした。はあ〜、ゲンナリ。