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2004年姫路OFF会

更新日 2004/11/19

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2004年11月6・7日に姫路の大盛りさんのご実家で行われたOFF会の様子
前後の観光についてはBlogの方で書く予定…。

合同シナリオ

とあえず1時半ぐらいに会場に到着。
まずは雑談しながらシナリオの編成を決定。
T34/85さんとケルプさんの到着が遅くなる場合を考え、
現状で2チームに分け、お二人はそれぞれのチームに
合流してもらうという事に。
結果、ジオン軍には大盛りさん、星野さん、Mさん(仮)
連邦軍に影人さん、白拍子氏、きゃめると決定。

この時、ある意味自動的に誰が言い出すでもなく
「T34/85さん=ジオン軍でビグザム使用」
の図式が完成する。
どうしても2年前に撃てなかった拡散ビームを撃ってもらいたい
気持ちが皆の中にあった…。

ユニットの作成などを行っているうちにお二人が到着。
当然のごとくT34/85さんは不満そうだったが、自分の放った
「拡散ビームの無いビグザムなど木偶の棒」
の言葉で魂に火がついたようで、承諾していただけた。

これが後々に大きく勝敗を分けることになる…。
(当然といえば当然ですが…。)


使用ユニット

ジオン軍(星野さん、大盛りさん、Mさん(仮)、T34/85さん)

ズゴッグE(Mさん(仮))
ハイゴッグ*2(Mさん(仮))
グフ・カスタム(大盛りさん)
ケンプファー*2(大盛りさん)
ドム・トローペン*3(星野さん)
陸戦型ザク*8(T34/85さん)
ビグザム(笑)(T34/85さん)

連邦軍(影人さん、白拍子氏、きゃめる、ケルプさん)

陸戦型ガンダムEz-8(白拍子氏)
陸戦型ガンダム(白拍子氏)
ジムスナイパー(白拍子氏)
陸戦型ジム*3(影人さん)
ジム*4(ケルプさん)
量産型ガンタンク(きゃめる)
量産型ガンキャノン*2(きゃめる)

PPは全て3、プレイヤー一人につき1機のみPP5に変更可

シチュエーションとしては、オデッサで敗れたジオン軍が
現有兵力を少しでも宇宙に戻すために兵力を集中させて
戦場から脱出するというイメージでシナリオを作成。
まぁ本音の部分としてはメール対戦ではほとんど使用できない
地上戦用のユニットを使用してその使用感を確認するのが
主な目的だったりしますが…。
ケンプファーは大盛りさんの提案で追加。
確かにこういう状況で使うのがピッタリのMSである。
ビグザムなんか地上にいるわけ無いんですが、
まぁそのへんは…。(^^ゞ

初期配置

ガンダム戦史MAP1~4使用
ジオン軍:MAP1内に自由配置
連邦軍:MAP3・4内に自由配置

それぞれブラインド状態で配置

勝利条件

20イニング終了時に得点差が多い方が勝利

ジオン軍:
    撃墜した機体1機につき1点
    PP5の機体を撃墜した場合さらに1点
    MAP4端から離脱した機体1機につき1点
    MAP4端から離脱した機体3機につき1点

連邦軍
    撃墜した機体1機につき1点
    PP5の機体を撃墜した場合さらに1点
    20イニング終了時にMAP内に残っている
    敵機1機につき1点

 

配置

  

ZA:グフカスタム、ケンプファー*2
ZB:ザク*8、ビグザム
ZC:ドムトローペン*3、ズゴッグE、ハイゴッグ*2

UA:ジムスナイパー、Ez-8、量タンク
UB:陸ジム*2、ジム*2
UC:陸ジム*2、ジム*2、陸ガン、量キャノン*2

 ジオン軍は当然のようにMAP1の川を渡河した状態で配置し、
プレイヤー単位で戦域を分けて来た。

連邦軍は機体毎に明らかに用途が異なり、
右翼左翼共に同じように戦える必要があったので、
両翼にほぼ均等に配置。これにより全員が
両方の戦場を見ることになってしまった…。
この辺は連邦側の作戦としては失敗だった気がするが、
受ける側だけに戦術を固定させる事はできなかった…。


序盤



ZA:左翼から中央よりの進み具合を見ながら前進
ZB:中央より少しずつ前進
ZC:右翼より回り込みながらゆっくり前進

UA:タンクを道上に配置し、ジムスナイパーとEz-8は飛び込んでくるであろうケンプファーを警戒
UB:中央のザクを警戒しつつ前進
UC:ZC部隊の進軍が遅れ気味なのを見て、前に出過ぎないように射界外でにらみ合い

戦端はMAP2・3をはさむように中央で開かれた。
陸ジムのミサイルランチャーとタンクのキャノンにより一瞬で火達磨になるザク。
全身にDCPがあり、地上では火力の減衰するマシンガンでは
命中してもさしたる被害を与える事ができずに落ちていく。
しかし、中央にいるビグザムと隙をうかがうケンプファーのおかげで一気に攻め落とす事もできない。


中盤1



ZA:グフカスタムはなおも回り込み、ケンプファーは中央へ飛び込み左翼の混乱させる。
ZB:被害を受けつつも前進
ZC:UC部隊が集結した事により攻め込むタイミングを図りながらにらみ合いが続く

UA:射界内に入るザクを狙いつつ、飛び込んできたケンプファーに対応。
UB:中央のザクを倒しつつもケンプファーに警戒
UC:ZCの攻め込んでくる様子が見られないので、逆に強襲を計画

ココで一気に左翼の戦場が動く。
前進してきたザクと共にビグザムも近づいてくる。
ケンプファーの飛込みを警戒して、UA部隊は下がり気味に移動したが、中央にいたUB部隊が孤立。

陸ジムがついにビグザムの射程につかまり、T34/85さんは
公約通りに拡散ビームを放ち、陸ジムは一瞬にして消し飛んだ。
しかし、同時に放った陸ジムのミサイルランチャーにより、
ビグザムも閃光と化す…。
やはりビグザムは硬そうで脆い。
そもそもビーム兵器は陸ガンとジムしか持っていないのだが…。

とにかくケンプファーに好きにさせるのが怖くて
Ez-8はケンプファーを倒すのに専念。
集中攻撃でケンプファーを気絶に追い込む事に成功した。

ここまでで約6ターン。「これなら防げる、後は右翼次第だ」連邦の皆はそう確信した。
しかし、この後更に大きく戦場が動いた…。


中盤2



ZA:機動力差で遅れてきたグフカスタムもようやく戦場へ
     ケンプファーはすで混戦の真っ只中
ZB:ビグザムを失い、ザクもほぼ半減しながらもなおも前進
ZC:ようやく隊列が整い仕掛けるタイミングを計っている様子

UA:いかにZA部隊を排除するかに苦慮
UB:被害は出しつつも、ビグザムを倒しザクの掃討を行いたいが、
   ケンプファーの存在により自由には動けない
UC:様子を伺うZC部隊に対して先制攻撃を仕掛ける

互いに遮蔽物を挟んでにらみ合っていた右翼だが、
仕掛けられる前にと連邦側からついに動き出した。
最初の攻撃でドム1機とハイゴッグ1機を撃破し、益々士気の上がる連邦軍。
しかし、星野さんとMさん(仮)の表情には焦りが感じられない。
ポーカーフェースなのか…。

一方、左翼では迂回していたためにようやく戦場においついたグフカスタムだが、
視界内に現れるなり、ガンタンクの主砲を食らい一撃で閃光と化す。
やはりどれだけ強くなってもグフはグフ、ザクよりちょっと強いだけなのか…。
近接戦を行う機体なだけに広い場所だったのが不運でもある。
しかし、ガンタンクも主砲を1門失い、近くにケンプファーを控えて
もう逃げられない状態となってしまった。

そして中央では大きなサプライズが待っていた…。
気絶したケンプファーを仕留めるべく近接戦を挑むEz-8、
難なくケンプファーを仕留めこれで憂いの一つを排除したと
思うやいなや、ザクの集中攻撃によりEz-8が気絶

百戦錬磨のT34/85さんがその隙を逃すはずは無く、ザクがEz-8を取り囲み、
ザクはより勝利を確実にする為と
1体がヒートホークで右肩関節を斬り、
もう一体もヒートホークで左肩関節を斬り、
残り2体が追い討ちに胴体に斬りかかる。

という念の入りよう

その様はEVA弐号機に群がる量産型EVAの様あった…。

[再現写真]
2004/11/13 T34/85さんのご指摘により修正しました…。
(うろ覚えなので若干違うかもしれませんが…。
 閃光がケンプファー、アレックスになってるのはユニットが無かったためです…)

さすがに2回目の誘爆判定でEz-8は誘爆した。
自分もガンヒスやって長いが
ザクがガンダムに勝った光景を見るのはこれが初めてである。


中盤3



ZA:グフカスタムは出番もなく撃破、中央に飛び込んだケンプファー1機も撃破され
     大盛りさんの残る戦力はケンプファー1機
ZB:ガンダムを倒した勢いを駆って道なりに進撃を続けるザク残り5機
ZC:出鼻にハイゴッグ1機とドム1機を失うが、完全な乱戦状態に持ち込む。

UA:ガンダムを失い、残る戦力はスナイパーとタンクのみで矢面に立つ駒が無い状態
      ケンプファーを倒したときの残存兵力が決め手となりそうな予感
UB:大きな輪を描いてしまったが、実は残りはジム1機
UC:先制攻撃は成功したものの、当然のごとく水陸両用機は装甲が厚く容易に仕留められない
      その隙を狙ってドムに背後を突かれ完全な乱戦状態となる。


この時点で左翼の状態は

ジオン軍:ケンプファー、ザク*5
連邦軍:ジムスナイパー、ガンタンク、ジム

どちらも半減の痛み分け状態であろうか、失った機体を考えれば連邦が善戦していると言いたい。
左翼が崩壊寸前に陥りつつあるが、残る強敵はケンプファー1機のみ。
これ以上被害を出さずに済ませられれば、残りの掃討はそれなりに可能なはずだった。
しかし、ケンプファー1機がいる限り、その逆の展開になることも十分可能な事でもあった…。

そしてケンプファーが狙った獲物は当然のごとくガンタンクだった。
矢面に立つはずのEz-8を失い為す術もなくガンタンクは閃光と化した。
そしてザクはなおも前進を続ける…。

一方、右翼では連邦の先制攻撃が功を奏し、被害を出しつつも順調に掃討すると思われた。
しかし、現実はそうはならなかった…。
敵同士か味方同士判らないような、
大盛りさんとT34/85さんの会話(と言うより口撃)

静かに笑みを浮かべていた星野さんの動きが輝きだす。
手痛い一撃を食らって火がついたのだろうか…。
2機のドムを巧みに操り、連邦軍機体の背後に回りこみ、1機づつ沈黙させていく…。


この時点で既に8時を回っていたであろうか、
全ての人で共通に言えることが、
手持ちの機体が少なくなると俄然、動きに輝きが増してくると言うことだ。
そういう意味ではやはりGHは小規模な戦いのシステムなんだと痛感させられる…。
それだけにこの規模の戦いが出来る事の意味は大きい。

自分の予想ではこの辺でどちらかに勝敗のバランスが大きく傾き、
どちらかが士気崩壊して終了と読んでいた。

しかし、連邦軍は撃破数はジオン軍よりも多いものの、
今なお数ではジオン軍に劣り、機動力のあるケンプファーやドムの
突破を防ぐことは出来ない状態で、
ジオン軍にとってもケンプファーやドムだけが突破しても
連邦軍が既に得たポイントを上回ることは出来ない状態だった。

つまりいまだ勝敗は見えていない状態であった…。

 

終盤




ZA:UA隊がスナイパーのみになったのを見て、勝敗の鍵を握るであろう右翼に向かう
     大盛りさんの残る戦力はケンプファー1機
ZB:展開させて一機でも多くの突破を図る。
ZC:ドムの機動力を活かして、集中砲火を受けないように1機づつ連邦軍を倒していく。

UA:ガンタンクを失いついに、スナイパー1機のみ。
UB:実は、中盤の右翼攻撃時に右翼にシフトしていた…。
UC:ドムの機動力に翻弄されながらもなんとか、水陸両用部隊を撃破。
      
現時点では撃破数で連邦が上回っており、機動力のある、ケンプファーとドムのみ離脱させても
ジオンは連邦のポイントを上回る事ができない状態であった。
しかし、連邦の撃破力は大幅に落ちている。

右翼での乱戦の中、残る水陸両用部隊と、ドム1機を撃破するのに成功したものの、
ジム、ガンキャノン、陸ジムと次々に撃破されていく。

そして、いよいよ戦いに終わりの時が近づこうとしていた…・
右翼でドムが最後のジムを倒し、
左翼でザクが温存していたフットミサイルによりスナイパーのメインバーニアを誘爆させた時点で
ついにジオンが連邦の取得ポイントを上回った。
ジオンは少しでも多くのユニットを番外に離脱させるだけだった。

この時点で、連邦軍は逆転できない事を悟り、投了となった…。

この時、既に11時既に全員疲労しきっていて酒宴に出かけることなく、
遅れて来られた、寿光さんとMさん(仮)に買出しに出かけていただきその場での酒宴となった。

これだけの数のシナリオで、最後の最後の最後まで勝敗が見えない展開というのも珍しい。
大抵はどこかでバランスが傾きかけた時点で一気に勝敗が見えてくるものだが、
どちらかに傾きそうになると、すぐ逆の方に傾く展開となり、本当にスリリングだった。
全員の参加者がそれなりに活躍し、誰も出番無しという展開にならず、
終盤ギリギリまで脱落者が出なかった。全員がそれなりに楽しめたというのは
OFF会の対戦では大きい。かつて大阪OFFで行なったジャブロー・コンプリート
失敗(といっていいだろう…)が活かされたといえるのではないだろうか…。


当然ながら、酒宴もカラオケもミニトーナメントも行なえなかったが、
めったにできない経験をできた事は自分にとっては以上に有意義なOFF会であった。


最後に…

最も多くのユニットを使い

最も重要な局面を戦い
そして、最も多くの笑いを取った

T34/85さんに
MVP
(Most Valuable Person)
MIP
(Most Interesting Person)
の両方を贈りたいと思う。

 

バトルロイヤル

結局、夜の企画は全て中止となり、2時ぐらいまで語り合ったかと思う。
盛り上がるほどの元気が皆の中に残っていなかったのは確かだ。
30後半前後が集まったのだから体力的にはこんなもんだろう…。

20代の頃のように朝まで語り合う余裕はもう無いんだと痛感させられる…。

翌朝、影人さんとケルプさんがサシでプレイしていたようだが正直な話起き上がることができなかった…。

そして、全員が起きたところで、バトルロイヤルを行うことになる。

機体はT34/85さんの厳選に厳選を重ねた機体の中から順番に1機を選んでプレイ
コンセプトは一年戦争の機体なんだそうで…。

で、各々が選んだ機体は・・・。

大盛りさん:ギャロップ
白拍子氏:アッガイ
きゃめる:ゾック
星野さん:ジムキャノン
影人さん:アッザム
ケルプさん:ゴッグ
T34/85さん:ジュアッグ

他にも強行偵察型ザクとかミサイルエレカとかトンデモナイのがザクザクありました…。

使用したMAPは4番の半分という脅威の狭さ。
初期配置はユニットをMAPの上から落として、その位置から開始、
いきなりゴッグとギャロップが隣接してた辺りもう波乱必死

展開

まずはいきなり隣接していた、
大盛りさんのギャロップとケルプさんのゴッグ、
ゴッグのクローが大盛りさんのギャロップのカーゴを貫き誘爆。

そのゴッグを自分の使うゾックのビーム砲が撃ち抜き誘爆。

自分のゾックを星野さんのジムキャノンのキャノンで撃破し、

T34/85さんのジュアッグが影人さんのアッザムを撃破

僅か4ターンほどで一気に半分になる。

白拍子氏のアッガイと
星野さんのジムキャノンと
T34/85さんのジュアッグの三つ巴となる

T34/85さんは次の標的として星野さんのジムキャノンを狙うが、
なかなか有利な距離を取れず、建物を壊したり壊せなかったりと
相変わらず笑いを取ることに余念が無い。
結局、白拍子氏のアッガイに的を変える。
性能を考えると、ジムを単独で倒すのは非常に難しいと思えるが、
この二人が共闘する姿と言うのも正直想像が難しい…。

しかし、攻撃力は無いながらもアッガイは持ち前のフットワークで
攻撃を回避し続け、結局T34/85さんのジュアッグは星野さんのキャノンで撃墜される。
しかし、この時星野さんはキャノンを故障させ、
星野さんのジムキャノンは鈍重なジムと化していた…。

白拍子氏は巧みに攻撃を回避しつつ距離を詰め、
見事星野さんのジムキャノンを倒すことに成功した。

戦って、戦って、戦い抜いて、最後に勝ち残ったのは
白拍子氏のアッガイだった…。

そして、軽く(大盛りさんごめんなさい…)後片付けをして、各々は帰路につく。

自分と星野さんと白拍子氏は念願の姫路城見学へと向かうのだが、
そればまた別の機会に…。

また来年もこのような時間が取れる事を祈る…。